2008-10-15

銅やかんと中国製品?(その2)



下記メモは、緑青についての正式な機関での調査結果:無知とは怖いもの、一端そう聞くと、あるいは教えられると、ほぼ一生信じたままで過ごしてしまう。緑青は無害、また銅自体も殺菌性があり体に必要な金属のひとつでもあるらしい。それにこのデマは日本特有のものらしいく、欧米ではまったくそんな話もないらしい。

一方、中国野菜や中国冷凍食品についてもわれわれは無知かもしれない。今は多くの日本人がこの物価高の中にかかわらず、安価な中国製品は買い控えている。ほとんどのものは本当のところは安全なのかもしれない。でも、これだけ悪い材料があちこち出てくると、万一ということを恐れざるを得ない。今やわが国における中国製品全般にわたる買い控えは、餃子事件のときによくわかったように、調査結果を公開しない、むしろ隠蔽すると思えるような中国側の姿勢がその原因だ。これは両国国民にとっては、売れない買わないという連鎖につながり、大変不幸なことだ。情報が正しく公開され、それを信じられるようになると、解決できる問題だけど、このままでは早急にはどうかな?・・・先の銅やかんの話じゃないけど、中国製品に対する不信(デマ?)が、長年にわたってこのまま続いてしまいそうな気がする。

でも大丈夫、かつて日本製品も安かろう悪かろうって言われてた時期が長い間あったから。コツコツ努力すれば。

(メモ)(日本伸銅協会)。

[緑青と銅の殺菌作用]
銅の錆びである緑青は、恐ろしい猛毒と日本でだけ思われていました。しかし昭和37年から3年かけて東大医学部で行われた動物実験の結果、はっきり「緑青が毒だというのは間違いで、他の金属と比較して毒性は大差ない」と学術報告書で結論づけられました。その後国の研究として、国立衛生試験所・国立公衆衛生院・東京大学医学部で追試が続けられ、「緑青は無害に等しい」という判定が下されました(1984年8月6日に厚生省(当時)が発表)。もちろん、過剰な摂取が有害なのは他の金属や酸素でも同様です。

ちなみに田中正造で有名な足尾銅山の鉱毒は、銅の精錬時の煤煙に含まれる公害物質と銅とが結びついた硫化銅や硝酸銅などが水に溶けたもの(緑青は水に溶けない)です。

銅は、鉄や亜鉛とともに人間や動植物に必要な栄養成分です。銅が足りなくなると、貧血を起こしたり(銅欠乏症貧血)発育不良や動脈硬化が促進され老化を早めるとまで言われています。種子・穀物類の他、海の生物、特にノリ・ワカメなどの海藻、エビ・カニ・イカ・タコ・カキなどに多く含まれています。

さらに銅の殺菌、防藻、防汚作用はチフス菌や大腸菌(そして、その一種であるO-157も)を死滅させる働きがあります。「銅壺の水は腐らない」との昔からの言い伝えや、花びんの中に銅貨(10円玉)を入れると花もちが良いのはその効果があらわれた例です。銅を繊維にしたものを使用した抗菌商品も売られています。また、銅製の台所用品はぬめりや悪臭を抑え、プールや下水処理場でも同じ目的で銅製品が使用されています。

[銅の手入れ]
銅は、汚れがつくと素材が変色する場合があります。汚れがついた場合は、柔らかい布などでから拭きします。表面が青銅色または煮色仕上げになっているものは、錆び粉が少し手などに付着し色落ちする場合があります。金属たわしや粒子の荒いクレンザーは、キズをつけ緑青の原因になるのでさけて下さい。それでも落ちない汚れや緑青が出てしまった場合は、市販の金属磨き剤を使用してください。銅製品は手入れをすればするほど落ちついた味わい深い色合いになってきます。

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