銅やかんと中国製品？（その１）

銅やかんに出た緑青ってほんとに体に悪いの？

田舎の倉庫からもらってきた引き出物の新品の銅製やかん、あまりにも美しいのでしばらく使わないでいた。銅は最も熱伝導がいい金属だし、だからお湯も沸きやすい。便利だろうと思い使い始めると、すぐにくすんだ色になってきた。またしばらく使わないでいたりすると、さびの緑青も出てきた。昔から緑青は猛毒と聞いていたので（われわれの年代だけかも、そう信じてたのは）、農薬混じりの野菜じゃないけど、体に悪いとなるとやかんを捨てるのに、もったいないなどと言っておられない。銅のやかんは、屋外のごみ箱の横に放置され、雨に何度も打たれていた。

でも待てよ、本当に毒なの？、昔から皆使ってたし、今ネットでも高級品として銅製食器や調理用食器として売られてるし。と思って調べたら、まったくのデマだった。屋外で何度も雨に打たれた銅やかんに申し訳ないことをした。捨てるのはやめて、隠れ家で「大事に手入れ」して使うことにした。銅板の厚みも１～２ｍｍもあって、重く囲炉裏に合うだろう。（続く）

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